メシって超重要!! | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

メシって超重要!!


これは2009/09/11の記事です。
タイトルの由来は、最後の一行まで読まないと分からない仕様となっております。(^^ゞ 

で、↓の画像の上が変更前の最終配列、下が変更後のものです。
A~Dでこの変更は共通なので、ここではAで代表します。


飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆-飛鳥123入後-2


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飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆-飛鳥123入後


最終配列と言いながら毎度のことですが、「ブハ・~ヴ」の二組のカナ記号を
入れ替えたほうが良いことに気付かなかったのは私のポカです。

単なる私のチェックミスですので、本文の記事の方で黙って入れ替えても良かった
のですが、無用な突込みをする人がいそうな気がするので、一応今回のマイナー
チェンジの言い訳をしておきます。

1. 「ブバ」の入れ替え (バF裏ブV裏→ブF裏バV裏)

まずブバの出現率ですが、ブの方は0.3%くらいから0.8%くらいまで標本の分野によって
極端に異なります。これは、教科書や論文、政治経済関係の文章のように漢語含有率の
高い文章!では、ブを含む漢熟語の使用が日常的な文章でよりも極端に多いからです。
(標本によって極端に出現率が異なるカナは、口語体で多用される文末語尾のネと、
 このブの二つのみしか存在しません。)


これに対してバの場合、その出現率は標本の種類に関わらず約0.35%と一定しています。
これは、バを含む漢語が頻出する分野がブのようには*広くは存在しないことを示しています。
(狭くは存在する。例えば、競馬ネタでの馬場・馬上・馬券・乗馬・牝馬・馬身のように)

したがって、ブF裏バV裏にした方が漢語の多い文章が打ちやすくなります。また、
軟らかい文章でもブの使用率はバのそれと変わらないので、Vにバを置くことに何ら問題
はありません。更に、自分の「ジブ」もEVからEFとなって飛躍が解消されます。
もちろんこれは、出現率1%未満のカナならF裏の方がV裏より打ち易いことが前提です。

この入れ替えを考えなかったのは、あの頃は余程頭が悪かったからとしか言いようがありません。


2. 「~ヴ」の入れ替え (~U逆ヴY逆→ヴU逆~Y逆)

この入れ替えを考えなかったのは、長らくU逆にあったィを左に移動した際の他の
カナの移動に目を奪われ、~とヴの位置について考えることを忘れていたからです。
打ちやすいほうのU逆にヴを持ってきたのは、ヴァヴィヴェヴォの1音2カナの
倍速打鍵を実現する意味もあります。

ただし、A.「オレは発音にも反映されないヴァイオリン、ヴィデオ、ヴェトナム、ヴォルガ河なんて
馬鹿な表記は認めない!バイオリン、ビデオ、ベトナム、ボルガ河と発音どおりする表記すべき!」
とか、B.「ヴィトンだってオレは発音どおりビトンと書く!」としてヴを使わず、~の方は結構
使う人は、以前のF裏バV裏ブのままにしておくのがよく使う方の~が打ちやすくて適しています。

(ちなみにAの主旨の発言は、役所の外国地名表記からヴを撲滅した河野太郎元外務副大臣のもの。
 Bの発言は生涯ビトンには《それを贈る女子にも!》縁が無いこと確定の私の発言(>_<)。。。)

で、近いUから遠いYに左遷させられる~ですが、まず~の脳内発生を考えてみます。
大多数の人は、「九時~五時」と打つとき脳内で~は「から」と発生するでしょう。
これは、二拍です。ニョロでも二拍(ニョは拗音なので倍速打鍵で一拍。
あんまりいないと思いますが、正式名のチルダと発声するときは三拍です。

つまり、~を遠いほうのY逆においても指をYに伸ばし元に戻すのに充分以上の
時間がY逆の~にはあるといことです。
一方、ヴァヴィヴェヴォの使用が殆どのヴは、これらの連接が倍速打鍵を
要求するため、打鍵には0.5拍分の時間しかありません。

ですからヴは近いU逆に置き、~は遠いY逆に置くのが正解なんですね。

ただ、ヴァヴィヴェヴォなんて表記は使わないけど歌詞を打つ機会がずっと多い人は少数で
しょうが存在します。そして歌詞には、音を伸びるのを表す~~や~~♪がよく使われます。
私自身が歌詞を使って沢山評価打鍵してきましたから、~さんには大いにお世話になっています。
一方私がヴァヴィヴェヴォを打つのは、ここみたいな外来語用のカタカナ絡みの配列ネタの文章
でだけといっていいでしょう。
その他、長音記号の変わりに「そ~だね~」とかを使う人も、~の使用はヴの使用の何十倍にもなります。

ですからその種の人は以前のまま、ヴY逆~U逆とする方が「よく使うカナ・記号ほど打ち易い場所に置く」
という、当たり前の法則に従っていて、打ち易いのです。

こういう意味では、「万人に適する唯一の配列は存在しない」という、yfiさんの主張は正しいのです。

しかしそれを言い始めると、上のバブでも漢語の使用の多寡によって配列が二種類あり、双方について
A~D(この~使い方も多い!)の飛鳥と組み合わせることになって、8個の配列ができてしまいます。
ヴ~についても同様に8個の配列を提示しなくてはなりません。、その他無数に「人によって使用率
に大差がある文字の組」は多いですから、あっという間に飛鳥に数百数千の配列がるできてしまいます。
これでは作る私の方の手間もたまりませんが、それより煩雑すぎて誰も飛鳥に振り向いてくれなくなります。

ですから、私は飛鳥上級者には「自分の使う連接の出現率に従って飛鳥をカスタマイズするのは自由」と
以前から言ってきたわけです。
しかし、実際にそれを始めたら私のように配列作り地獄に嵌りますからとてもお勧めは出来ませんがね。。。
それに、「自分はよく使う」と言っても1%の出現率にはとてもならないことが殆どなので
(指に障碍でもない限りは)ユーザーが配列をいじる必要はないのです。
メジャーどころの単語や連接には、作者の私の方が四苦八苦して対応するように
工夫してきましたからね。
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しかし今回上みたいに基本的なチェックを忘れるのは、明らかに二十日間の絶食の影響大ですね。

なにしろ脳はブドウ糖のみしか受け入れない特殊な器官ですから、その原料の
メシをずっと絶ってりゃ、脳もどうにもこうにも働きようがありません。

道理で10日ほど前まで、「最近何か急に頭が悪くなった!」と感じたはずです。
でも一遍に機能停止するのではなく、毎日5%くらい頭が悪くなっていくので脳が
メシで働いていることに、(知識ではなく感覚で)気が付かなかったようです。

あのまま終わらしていたら、我流天性を欠く。。。って、MS-IMEの馬鹿!
何しろ転生を(アホッ)欠いたままで飛鳥は終わるところでした。メシが食えて、
頭がまともに働くようになったので、上のポカに気づいたというわけです。
これも、例の義捐金を寄せて頂いたお陰様です。

以上、「肉体労働じゃなく(一応)知的労働でも、メシって超重要!!」という教訓でした。
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