飛鳥カナ配列 21世紀-383-後入改 公開 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

飛鳥カナ配列 21世紀-383-後入改 公開



私の知らぬ間に、PC界ではキーボード革命が起こっていた!
今回は時間がないので、画像は省略してやまぶき用テキストだけ置いておきます。
                    (BSとEnterを入れ替えました。09-07-14)

飛鳥カナ配列(21世紀-383-後入改

後はBS、入はEnter、逃はESC、無は未定義です)


やまぶき用配列テキスト 飛鳥[21-383-後入改].yab 

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[シフト無し]
3,2,1,5,4,¥,6,7,0,8,9,,,.
「,ー,じ,ぴ,%,-,入,と,は,へ,」,逃
き,し,う,て,ぎ,後,ん,い,か,た,ほ,・
だ,ち,に,り,び,ゃ,っ,ょ,ゅ,さ,づ

[左親指シフト]
{,[,],},゛,無,’,*,¥,/,+,^,|
ぃ,ね,け,ぁ,ぅ,ヴ,~,よ,ふ,!,),無
ひ,あ,が,ば,ぇ,ず,る,す,ま,で,げ,逃
ぽ,ぜ,せ,ぶ,ぉ,や,え,、,。,?,/

[右親指シフト]
!,”,#,$,%,&,無,゜,>,<,=,_,無
(,べ,れ,ぺ,&,ぢ,ぬ,ど,め,ぞ,ぼ,_
わ,お,な,ら,ぷ,ゆ,く,の,こ,そ,ご,無
ぐ,ざ,み,ぱ,*,む,を,つ,も,ろ,無

[小指シフト]
!,”,#,$,%,&,’,(,),無,=,~,|
Q,W,E,R,T,Y,U,I,O,P,@,{
A,S,D,F,G,H,J,K,L,;,:,}
Z,X,C,V,B,N,M,,,.,/,_

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この前、コジマに行って来ました。で、なんだか知りませんがキーボード売り場が
消滅していたので、仕方なく何年もまともに見ても触ってもいないデスクトップ
PC売り場でキーボードを触ってきました。
(まあ、千円二千円で買えるキーボードは見る気になっても、それじゃ変えないPC
 自体は見ても情けなくなるだけなので、見なかったみたいです。。。(^^;;)

するとビックリ!そこにあった富士通、NEC、ソニー、ソーテックの外付けキーボード
の「全て」で、下のようなキーボード革命が勃発していたんです!あたかも共通の新基準
が大手PCメーカー間で制定でもされような共通性がそこにはありました。

1.おしなべてキータッチが非常に軽くなっており、ストロークの深さも共通している。
2.最下段のキーの位置と下段の文字の配置が殆ど共通していて、嬉しいこと親指シフトに適している。
3.キーボード自体の形態が殆ど一緒で、無駄な隙間などを詰めることで全体に小さ目に作られている。
4.今までメーカーによっては採用されていた、「無駄に長いスペースキー」は全てのメーカーのもので
 駆逐されており、親指が無変換キーと変改キーの上に自然に乗るような配置になっている。

何か、色も白に近いアイボリーホワイトで質感も共通している。何か、各メーカーが一社の
下請けメーカーのキーボードを採用しているような感すらある。

さて、このキーボード革命は飛鳥の配列にも大きな影響をもたらします。
それは、「(少なくとも)大手のデスクトップPCでは特に何もしないで親指シフト
エミュのみで快適に親指シフトが使えるようになる。」ということです。

つまり、私が今やっているようにねこまねきなどで一次配列を入れ替えることなく、
やまぶきのみで飛鳥がほぼ快適に使える環境が私の知らぬ間に整っていたんです。

そうなると、自分も一般的な環境で飛鳥を試すべき時期になったということで、手持ちのMSの
キーボードで標準的な打鍵環境で打ってみて、機能キーの位置の見直しをすることにしました。

まず、このキーボードは Microsoft Comfort Curve Keyboard 2000 v.1.0 という名前だと裏に
書いてあります。手前に向かってカーブになっているのが少し標準とは違うのですが、無変換
・変換キーの位置は、上で述べたものと共通の配置で、これなら同じ環境と言えるでしょう。
何しろ、今までのロジテックのはSをAにして残り全てを右に一列ずらしているのですから。。

でも、あれもいいところがあって、ずらしたお陰で親指を少しだけ内側に入れるだけで一次配列
入れ替えソフトでBSに定義した右ALTキーを押せるので、訂正が簡単で速いんです。
とはいえ、あれは変態キーボードなのでやはり現状でキーボード革命が正しい方向で行われ
たのに追随して、私も革命後のキーボードに近いこのキーボードを基準にして、特に機能キー
の部分を定義し直したいと思います。

BSキーとEnterキーは何故遠くて弱い小指の担当なのか?

当然、これは大正時代にSholes さんがそういう風に配置したからです。
しかし、これは構造的にもそうするしかなく、私が何十年も前に買った
ブラザーのタイプライタもそうなっていました。が、観察すると機構的に
あの位置にしか改行と後退のキーは持って来れないんですね。

でも、PC時代にあんなへんぴな位置にこの二つの使用率が
超高いキーを置いておくわけにはいきません。

ということで、今回エンターはUの表に、BSはHの表に割り付けます。

Uの表は・があるだけなので、これは簡単に右端の]にずらせます。Hの表はユが
ありますが、これも以前置いたことのあるH裏にずらせば、どうにかなります。

(>yfiさん ユがH裏だと指が痛くなるということですが、それはそちらの東芝の
 ノートが親指シフトに全く向いていないからに過ぎません。
 なにしろ、NICOLAでは、H裏に1%のモがあるのですから。そちらのデーターで
 0.5%のユを乗せて指を痛めることは、私の経験を加味してもありません。そろそろ、
 一般的な親指を曲げずにシフトできるキーボードを使われたら如何でしょう?
 とにかく、yfiさんの文章 を標本としたデータではユの出現率が異常に高く
 なっています。しかし、実際は教科書データではユは0.22%、2ちゃんでは
 0.15%の95位、日記でも67位の0.22%に過ぎません。
 しかし、勿論ユを倍以上使用し、東芝のノートを使い続けるyfiさんには、この
 配列の採用を薦めるものではありません。
 でも、演歌打ってるとユの出現率はものすごく高いんです。何たって夢・雪・ゆく
 という、演歌の頻出単語がありますから。。揺れるもおおいですし。。でも、演歌の
 歌詞を数時間ぶっ続けてH裏のユを何日も打っていても、指痛くなりませんでしたよ!
 やはり、キーボードが親指シフトに向いていないと制限が多くなるようです。)


後、Hの表のBSの裏にユ逆に、Uの表のEnterの裏にヌを逆に~を置いて大丈夫かと
思いましたが、実際に置いてみるとユの積もりが確定や改行になったり、ヌの積もりが
後退になるような誤打鍵が発生することは全くありませんでした。Hの逆のズも
Uの逆の~も誤動作はゼロで、HとUの表のみの変更で済みました。

Hの裏がユに取られたのでヅはろキーの表に割り付けます。位置は悪くなりましたが
表になったことでヅさんも我慢してくれると思います。

ただ、BS・Enter右人差し指担当には問題があります。
それは、この使用頻度の高い二つの機能キーを右とはいえ、
人差し指の担当にして本当に良いのかということです。

私は今のところ「良いのではないか」と考えて今回の公開をしてみました。
根拠は
1.何と言っても右の人差し指は強い。これは、左右の人差し指を横から
 眺めると、太さが大幅に右が勝っていることで分かる。

2.なんだかんだ言っても、飛鳥の人差し指の担当キーは少ないし、その
使用率もJNMの3キーに集中していて機能キー二つの増加くらいこなすのは
 無理だとは思えない。

(右の人差し指の担当キーが実質少ないのは、左の人差し指の場合のような指の
 強度の問題より、 出現率の高い右の人差し指以外の指の担当するかなとの
 連接が滑らかに行かないためです。強度的には大丈夫でも人差し指の担当に
 まともなカナを3キーにしか置いてないのはその事情によります。つまり、
 強度的には 左と違って右の人差し指は余裕があるので、今回の割り付け
 が可能と考えました。)

この二つの機能キーを打つときにユーザーは次の注意が必要でしょう。

指の曲がりを確保するために、HやUを人差し指を無理に伸ばして決して打たないこと。

飛鳥の打鍵法である「親指でのシフトキーを死守」することは、ここでは一害あって
一利無しなので、手全体を他の指を引き連れてローマ字の時のように打って下さい。

これは、BSやEnterを打った後の最初のカナは、「さいしょ」の時の「いし」
のように間隔を全く空けずに打つことはないからカナと違って問題がないのです。

指がホームから外れる「手全体を動かすローマ字的な打ち方」でこの二つの
機能キーを打つように意識することが、「特に」最初うちは肝要です。

この変更は、飛鳥で分担キーの多い右小指の負担のうち、特に使用率の高いBS
とEnterの機能を、分担キーが少なく強い右人差し指に割り振ったものです。

もし、今の状態でBSやEnterが遠いとご不満の飛鳥人は是非このバージョンを
試してみて下さい。
(私の体験では、あの位置のBSとEnterは一時間で十分慣れます。一日それで
 打っていれば、完璧に意識もせずに自然に打つようになります。)

ただ、打ち方に気をつけても日々大量打鍵をする人は、右人差し指が痛くなる可能性は
あるかもしれません。その場合は、以前の痛くならなかったバージョンに戻って下さい。

では、一体理想的なBSとEnterの位置はどこなのでしょう?
それは、十二分に強度の余っている左右の親指の担当にすることです。

つまり、一般のキーボードならBSはカタカナひらがなキー、Enterは左Altキーです。

しかし、この組で打ち易い為には前提があります。
それは、両手の親指が左右のシフトキー左端と右端にあることです。真ん中だと
大きく親指を内側に持ってこないとBSやEnterが打てないので困るのです。
(私の変態ロジテックは、文字キーを右に一列ずらすことで、BSは右親指を
ほんの少し内側にずらすだけで右Altに割り付けたBSを打つことが出来ます。
しかし、左で無変換キーになっているスペースキーから、大幅に内側に親指を
持ってこないと無変換キー(一般の左Altキーの位置)を打てないので、Enter
は親指ではなく、分担の少ない左小指でAキーを打つことになっています。

つまり、理想の飛鳥のBSとEnterを最強の親指で打てるためには私のように
変態チックなことをやる以外実現しません。(それだって、EnterはAです。)

つまり、上のような要求を満たすキーボードと一次配列変更ソフトをセットにした
飛鳥入力専用のハードとソフトが、一般の人が簡単に「飛鳥入力法」を導入できる
ためには必要になるんですね。

こんなの、富士通とか大手だったらお茶の子さいさいでできるのですが、来月
どころか来週の食費の当てもない私にはどうにもこうにも手に負えません。

と、毎度の愚痴が出たところで今回の記事は終わりにしたいと思います。

なお、今回の配列は383を機能キーの部分で変更しただけのものなので、
ヴァージョン名は、ウウゥーン。。。383-後入改 とでもしておきます。

そして、下端の機能キーの変更にはKeylay のような、一次配列変更ソフトが必須
なので、一般的ではありません。また、フリーのねこまねきはVISTAでは使え
ませんから、別途出費も必要になります。
まあ、ねこまねきはUSBキーボードが使えないという時点で終わってるとも
言えますが。。

あっ、勿論この記事は上記のMSのキーボードで383-後入改を使用して打っ
てみました。今のところ、右人差し指が痛くなりそうな兆候はありません。