飛鳥は「局所的」配列? | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

飛鳥は「局所的」配列?


この記事は2009年6月13日のものです。

私のこの記事は一週間以上掛かって毎日数時間掛けて書かれています。私が
書き込める市の施設は大分遠いし、そこまで重いPC積んで自転車で往復する
のは大変なのでそうなると、最初に一応言い訳けしておきます。

ですから、yfiさんも数日間かけてゆっくり読んで下さい。そうしないと感情的
な反発を感じるだけで、私が何を言ってるか分からないと思います。

決して斜め読みしないで下さい。一週間以上少しずつ読んでいくと分かって
もらえると思います。
斜め読みは誤解を生むだけですから、それだったら、以下を読む必要はないでしょう。

ただ、下はかなり大量なので遂行する気になりません。読みにくいのと、繰り返し
が多いのは事前にお詫びしておきます。

それから、ニコラと飛鳥の比較と私が最初に思いこんで書いている部分もあるはずですが、
それも探すのすら困難な長さなので、月とかTRONとか新JISとかと読み替えて下さい。 

まあこの記事は383を「(演歌の歌詞だけでなくて。。(^^;;)創作評価打鍵もちゃんとやってる証拠」
として公開する意味もありますから。。。

この記事は、yfiさんの記事(リンク) へのレスを装った383版の創作評価打鍵です。

↓yfiさんの記事より

>それぞれの配列を「○○的」って一言で表現すると……。


3群だけ書いてみる。
月配列(GA)系と、新JISかな配列と、TRONかな配列と、花配列と、その他大規模データをそのまま使った
配列群は全部まとめて──「大局的」。n-gramと運指に関する「大規模データ」をそのままつかった配列
には、こう表現するのが適切なのだと思う。

飛鳥カナ配列──「局所的」。大規模データは使っていても、すごく細かなところを弄るのに
「延々と」版を上げている……というところからすると、「大局的」ってのはピンとこないし。
もともと飛鳥の考え方って「局所最適解をうまく連鎖させていこう」ってゆー雰囲気があるし。


>yfiさん
飛鳥が局所的だと思われるのは、今回の変更の解説に見られるような細かい「局所的」な変更の理屈
ばかりここ数年私が書いているからだと思われます。
しかし、大局的な部分に対する思考が飛鳥の真骨頂です。カナの出現率に比例して打ち易い位置を与える
とか、拗音文尾の倍速打鍵を可能にするカナの配置とか、いかに腱鞘炎を防止するか、一気に解決できる
2~3音漢音の打ちやすさとか「大局的」な理論は初期に殆どやってしまっています。
ですから、この8年とか私がネットで発表する更新の理屈は細かい「局所的」なものばかりという印象を与えるのでしょう。

でも、たった一日ででっち上げた昔の飛鳥のHPの「大局的な」理論だけでも、他の配列にはない分量と
精巧さがあるはずです。
新JISとか月とか何かまともな理論なんてありますか?
「大局的」が「二三の単純な理屈で分かりやすい」という意味なら私もそうだと思いますが、
「大局的」とは、様々な面を深く考慮し打ち易く指に優しく速い打鍵を可能にする物で、
それは複雑な理論と、大量の評価打鍵による数百以上のバージョンの検討を必要とするはずです。

特に、最も複雑多様な理論が要求される(つまり、それを応用すれば格段に打ち易くなる)のが、
親指シフト配列なのです。また、シフトの連続があると、さらに複雑さがまします。

2ストローク系では、そんな複雑な理論を考える余地もないですが。。親指シフトでは必須なんです

いったい、他の入力法のどこに飛鳥のような精巧で大量の配列理論があるのでしょうか?

あったら、yfiさんに提示して頂きたいと思います。

(以前も言ったのですが、自分が使っているからと言って飛鳥に対して間違った謙遜を
されると、作った方はかなり傷つくんですよ。なんたってこちとら人生掛けてて、また
また5キロも、ここ一週間の絶食で体重減ってるんですから。。(>_<)
大体、そんな大局的な理論に基づかない配列なんて打ち易い筈ないんですから、
それをyfiさんが使い続けている理由をああ言うなら書かないと手落ちになります。

まあ、大局的が「極めて単純な理論」で出来ていて、局所的が「多数の法則だけではなく
大量の重要連接ごとに打ち易くするための理論がある」という定義なら話は別ですが。。

とにかく、ああいう断定をするなら「大局的・局所的」の定義を最初に提示するのが不可欠です。
その上で、ニコラなどが大局的で飛鳥が局所的だと断定する根拠を少なくとも数十行は例を
挙げて解説すべきでしょう。

まあ、ローマ字もそうですが、打ちやすさや指の負担など全く無視して、単純な理屈で
「覚えやすい」ことを第一にすれば、大きい一つの理屈だけで「大局的」というなら、
ローマ字もニコラもそういえるでしょう。

でも、打鍵において「大局的な観点」とは、「速く・打ち易く・指の負担が少ない」ことを意味するはずです。
これに、親指シフトだけで可能な(しかし、ニコラでは気付いておらず実現してない)
「発声と打鍵の一致」が親指シフトの開発視点には加わります。四大目標ですね。

「速く・打ち易く・指に優しい・発声と打鍵の一致する」
つまり、親指シフト配列では「速く・打ち易く・指の負担が少ない・発声と打鍵が一致する」ことを
可能にするように設計するのが、yfiさんの言ってる親指シフト配列における「大局的」な
開発視点だと思います。

「大局的」と「局所的」について、例を挙げればこんなことにも例えられます。

コックさんや板前さんの修行を考えて下さい。
料理無経験で入門しても、センスのある人なら三年も集中的に修行すれば、一般人なら
皆んな「美味しい!」と言わせるに十分な料理は作れるようになるでしょう。

しかし、それでも当人にとって、そして舌の肥えたグルメの人にとっても彼の腕はまだまだです。
そうなると、一つ一つの料理に要する細かい技術や味の違いを出すための「局所的な」部分の
料理修行が要求されるのです。
それは、「包丁の正しい使い方・出汁の取り方・盛り合わせの技術」など最初の三年間で
習得できる10個?程度の基本技より何百倍ものバラエティーがあるので、修行には10年、
20年と時間が掛かるのです。
50になっても60になっても最後まで、「これで全てOK!」と言えないのは、彼が本格的に
料理に取り組んでいる証でしょう。

配列だってそうです。

ニコラが「限られた開発環境と開発時間で最善を尽くしたはず」というyfiさんの意見は
私も言ってきたことですから、異論はありません。

でも、死ぬまで「これで十分」と料理人(や芸術家とか)が言わないように、もし富士通の
開発チームに私のような「言葉ヲタク」がいたなら、最初の数ヶ月で、神田さんが私宛の
メールで書いてきたように「エイヤッ!」で決めた配列を二十年以上放っておかなかったでしょう。

(私がそうであるように)食えなくなることは分かっていても、首をかけて配列面の改良を
 行ったでしょう。五年ごととかに改良版を出すとかです。勿論、既存ユーザーの為に最初 
の配列をデフォルトにしておくでしょうが。)

でも、そういう人が一人も出てこなかったのは何故でしょう?

それは、「カナ並べ」という、一見小学生でもできることに、自分の人生の多くを掛ける
富士通の親指シフト開発陣は「あまりにもエリート」であったことがあるでしょう。

また、全て理系(当然ですが)の開発者の中には言葉オタクは一人もいなかったので、
カナ並べは、日本語ワープロを作るために「やらざるを得ない面倒なだけの仕事」
だったのでしょう。

つまり、ニコラ配列が数ヶ月で作られたため性能が悪いのには、yfiさんも
言うような制限があったので仕方のないことでした。

しかし、atokの開発チームには大量の文系人間・言葉オタクがいるのに、同じ日本語を扱う
配列開発に一切文系人間が関わってないのは、あまりにも不自然です。

理系の人の能力どうこうの問題ではなく、言葉相手でいくらでも考えるような
「情熱」はどうしても文系の人間に多いのです。
少なくとも、他の全て、つまり生活・家族・収入・友人・衣食住などの全てを投げ
打ってでも、カナ並べに没頭するようなアホな情熱は、恵まれた大企業の理系エリ
ートには無縁のものなんですね。

だから、いくら彼らに「カナ並べに人生を掛けろ」なんて言っても無駄なんです。
まあ、社会がもっと「高性能な日本語入力開発」の重要性を認識して予算も十分に
割くようになれば話は別ですが。。

と、配列変更の記事のオマケに余り長いのはなんですから
(本当はもっと長いのを書いたのですが、省略!)
この話はこの辺で!


あと、ろキーにエンターを割り付ける件についてyfiさんは「ろキーは…に割り付けてるから」と書かれていました。

まあ、確かにyfiさんは…をよく使っていることは気付いていましたが、だからといってエンターの比ではありません。
&とか使わないキーに…を割り付けてろキーの表に入を試しに割り付けて慣れるまでやったら、
確定や改行の度に右手が大きくずれることがないので相当楽になるはずです。

&も使うということなら、ャとかュとかョの一字で…(私は今、ョサンで…を登録しました!)
を登録したら如何でしょう?

余計なお世話ですが(と、分かっているなら言わないとか言わないで下さいね。
こういう慣用句は一般に、「言わなくてもいいのに相手に気を遣っている」こと
を表す常套句で、相手を尊重していることを表してから、自分の意見を言う手段
なんですから。。生徒相手だったら私だってそんな丁寧なことは言いませんから。。

で、余計なお世話ですが、yfiさんも新配列の研究者?の割には冒険心がなさ過ぎるんじゃないでしょうか。。

あと、60個のカナの位置は覚えられても、80個は無理とか覚える工夫も練習もしないで言ってるのもおかしいです。

記憶力が無いと言ったら、私だって同じです。でも、映像記憶ができるみたいな特殊能力の人を除いては
記憶力が弱いのは当たり前なんです。それを無理矢理いかに頭に記憶させるかは時間と根性と工夫の問題です。
そうやっていれば、いくら記憶力が良くなくったって96個のカナ記号どころか、数万の英単語も覚えられます。

そうすれば、あんな簡単な英語のHPで言ってることくらい、簡単に分かるんだけどな。。

でも、私の英語もそこまで行くには涙ぐましい努力と時間と創意工夫がいったんですよ。
ってそれを書き出したら、あと五千字長くなるのでこれも略!



飛鳥は「局所的視点」に基づいた配列だって!

yfiさんによると、明日ははここ数年微調整を主にやっているので「局所的配列」だそうです。

でもね。
親指シフト配列では、大局的な視点での配列部分にはそんなに時間が掛からないの。
特に私の飛鳥の場合はね。

たとえば、ウを左に置いた場合はオ段のカナを右に置く。
こんなのは前世紀にとっくに終えた。イ段を左においてャュョを右下段の表に
置いて、倍速打鍵を可能にしたのも前世紀。
このほかにも、飛鳥の「大局的な見地」での配列の特長は沢山あるし、yfiさん
はそれを使ってああいう文章を打ってるのに忘れちゃった?

でも、この辺の様子は前世紀に済ましちゃったからネットで発表してないかもしれない。
だからそういう「大局的見地」からの配列替えの試行錯誤はyfiさんの目には見えな
かったかも知れない。

だけど、毎日かえで飛鳥とかいう「ほぼ飛鳥」で打ってて、飛鳥があの種の基本的・大
局的な「大法則」に従っているから打ちやすくなっているのが分からない方がおかしい。

配列替えの解説では「大局的」な部分は、もうとっくに終わってるし、そこの部分での
更新は無いから配列替えの解説では触れてないけど、飛鳥スレとかで随分大局的な
視点からの解説は随分しているのは、もう何年も前だから忘れちゃった?

まあ、いつも行ってるけど What is essential is invisible to the eyes. ってことです。

10年近い飛鳥の歴史の中で、後の9年くらいの記事を見て結論を出されても困ります。
大体、飛鳥ほど「大局的な法則」があって、その理論付けを大量にやっている配列も
ないでしょ?
拗音とか文尾の倍速打鍵が可能なのは飛鳥だけで、でもこの辺はあまりにも基本的で、
全盛期の最初の一ヶ月くらいで完成してるから最近は細かいことばかりやってるわけ。

ええと、たとえばニコラで「清濁同置」とかの超単純で長年使ったら打ちにくくなる
馬鹿げた理論以外の「大局的な法則」があったら教えて欲しい。。。

ローマ字だってJISカナだって新JISだって「単純な法則」に従っているけど、あれら
は「速く・打ち易く・指に優しい」という打鍵の基本には反してるから意味ないし。。

大体、大局的な部分だけなら、飛鳥は前世紀にとっくに完成している。
でも、「ください。」を打ち易くするとかたった一個のメジャーな連接
だけを打ち易くするみたいな局所的な改良を続けてきたのが飛鳥の真骨頂。

勿論、「下さい」を打ち易くするためにカナを動かすと、その移動で打ちにくく
なる連接が出るのが普通だから、この調整が大変。というか、試行錯誤で「たまたま
そこが空いたので入れてみたらうまくいった」ことが多いので、大量の試行錯誤が
必須。383だって、公開するまで30回は入れ替えてるし、「これで383は決まり!」と
作った383の画像の数も8個あったりする。

大局的だったら試行錯誤は少なくて済むから10年も掛かるわけがない。
でも、(例えばこのデモでも(^^;;運指ちゃんと考えているんですよ!)

局所的な部分で打ちにくい連接がたくさんあったら、配列全体が打ちにくくなる。
つまり、飛鳥は数個の「大局的法則」に基づきながら、千とかある良く出てくる
連接一つずつに対して、何とか他のものに悪影響を与えず打ち易いようにしてる。

こうすると、飛鳥の打ちやすさの70%は前世紀にチャチャッと作った
大局的法則で打ち易くなってて、残りの30%は千とかの連接の運指を
打ち易くしたことに因ってるわけ。まあ、↑の数字はいい加減だけど。
(ダケドも当然打ち易い運指を考えて与えているので偶然打ち易いんじゃありません)

要するに、飛鳥の特長は10個以下の前世紀にもう決めちゃった「大法則」と、千とか
ある単語・言い回しごとの細かい「局所的な改良」が相まってより打ち易くなってる
のは、打ってて分かるはずなんだけど。。。

大局的な数個の法則だけで打ち易くなる配列は、カナ配列ではあり得ないんです。
「何とでもくっつくカナ」だし、その中で使用率が高い連接なんて特に規則には
従わないから、それぞれの連接に出現率に合わせて良い運指を一個一個与えていく
地道で時間がかかる課程を公開したら、それを「局所的」と見られたら、解説なんか
いくら書いても意味が無くなる。。

大体、他の配列の何十倍も飛鳥は開発に時間が掛かってるんだから、大局的と局所的
の両方の部分を干渉しないように苦労して配列してるのが、何でわかんないかな。。

と、もう本当に辞めよう。。。

でも、もう一回言いたいことを数字を使ってまとめると。。

例えば、ニコラは大局的な配列法則に100時間(あくまで過大な推測です)掛けて、局所的な
連接の部分には一時間も掛けていない。(ニコラの「です。」の悪運指で明らかなように)
掛けても10時間くらいか。。

飛鳥は大局的な部分に1000時間を掛け、局所的な部分に残りの19000時間を掛けている。

大局的:局所的ではニコラは10:1とかで飛鳥は1:19になるけど、この数値だけ見て
飛鳥は「局所的配列」と言うのは大間違いです。

大局的な部分の思考と評価打鍵に掛かっている時間も飛鳥の方が他の方式より
10倍以上多いのは明らかです。
でも、大変で時間が掛かるのは、比率で言えば大局的法則の方ではなく、千以上の連接に
「あちらを立てればこちらが立たず」を何とか立つようにするための配列替えなんです。

つまり、簡単に済む大局的な法則と一つ一つの連接に出現率に応じて良い運指を与えるという
局所的な工夫が相まって、配列は打ち易くなると言うことでした。

今回のは、数値を比較する場合比率もありますが、数値の絶対値を考えることを忘れるとおかしな結論が出る例でした。

あっ、でも一応yfiさんの記事(リンク)http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20090608/1244387200

>個人的には「大局と局所の両方をいいトコ取りした配列」が一番いい配列だ……と思うのだけれど、いまの
>ところそういう配列の候補ってあまり多くはないような気もするので、ちょっとそのあたりが心配だったり。

>「局所から大局を目指す」ってのは飛鳥でやってるけど、アレをトレースするのはしんどすぎるから……
>どちらかというと「大局から局所を目指す(後から評価打鍵で調整していく)」方向の配列が、もっと
>増えてくれるといいのかも、と。

この部分、遂行時に挿入

いいとこ取りしてるのが飛鳥なの!打ってて何でそれに気がつかない?それに「大局」の定義がない!

つまり、大まかな法則なら飛鳥では、シフトの連続、打ちやすさとカナ出現率を比例させる、
拗音や文末の倍速打鍵可能の法則、イ段やオ段が左とかかなり大きい法則があります。

しかし、これらの法則だけでは「です。ますが、下さい」などをを打ち易くするとかは無理です。

「プログラム」のシフトの連続も無理です。一つの単語や言い回しには大きな法則は無いので
一個一個、出現率に応じてつぶしていくしかなく、基本的な法則から「一気に解決」は、
カナ配列では出来ません。無理にやったら、ニコラのように「です。」ですら、打ち
にくくてしょうがなくなくなってしまいます。

カナ配列においては、「法則も大事、でも個々の単語言い回しに関して運指を割り
当てる」ってことを両立させないと、ろくな配列にはならないということです。

yfiさんの言ってる局所的を包含できる「大局的」はカナ配列では作れません。
つくったら、アイウエオ配列のように使い物にならない物が出来上がるだけです。

挿入終わり


もう一回答えるけど、飛鳥の大局的な理論に基づいた配列は、前世紀に(勿論ニコラとは比べものにならない時間を掛けて)
やり尽くした。でも、大局的な部分は理論によって「一気に解決出来る」から数は少ないので局所的な部分より
短時間で開発できるのね。

だから、飛鳥の開発手法は「大局を開発初期の一年で決めて、それだけでは打ち易く出来ない大量の
連接を打ち易くする局所的な配列の改良を後の9年掛けてやってるの。つまり、大局があって局所がある!

最近の記事では局所的、個々の頻出連接を大局的法則に反しない限りは打ち易くするための変更をしている。

まあ、飛鳥を打ち易くしているのは、最初の一年とかで開発した大局的な法則(昔のHPにまとめてある)の
効果が50%、残りは9年年月が掛かった数百数千の「局所的改良」が50%。
その両方が相まって、飛鳥は打ち易くなってるのを、それで打ってる本人が何で分からないのだろう????

まあ、自分で一万時間以上時間を掛けて一から数百くらい配列を更新しながら作った経験がない
からだと思うけど。。とにかく、ユーザー故の謙遜に開発した方を巻き込まないで下さいね!!

あっ、もう一つ気付いたんですが、ってこの記事一週間にわたって書き足しているんですが。。(^^;;
大局的・局所的についてはこう言った方が分かりやすいかも知れません。

上で述べた大局的な四大目標、つまり「速く・打ち易く・指に優しい・発声と打鍵の一致する」を
実現するために、飛鳥では飛鳥理論に基づく(つまり一網打尽に出来る)漢音や拗音、格段ごとの法則
が一方ではあり、これは数が少ないので一年くらいで完成したものです。
でも、威力は大きいので飛鳥の特長の七割とかはこれに因っています。

後の三割を各言葉や言い回しの連接ごとに一個一個(多分)千以上の連接で、各々の
出現率に応じ打ち易かったり、まあまあ許せる運指を与えていきました。
これらのための配列変更が(発表していないものを含めると)千回以上に達しています。

つまり、私の試行錯誤は後半の九年間この「三割部分」の配列変更に明け暮れているので、
それが、yfiさんには「局所的」と映っているのでしょう。

しかし、最初の一年の法則的な七割に加え残りの九年の各連接を打ち易くする
三割で飛鳥は出来ているのです。

そして、あわせて10割になるこの10年間、2万時間の汗と涙の結晶が、飛鳥の
「速く・打ち易く・指に優しい・発声と打鍵の一致する」という「大局的な」
四大目標を可能にしていることを、yfiさんには是非分かってほしいと思います。

車だって、フォードの時代にすでに車に要求される「何百キロある人や荷物を遠くまで・
(それなりに)速く移動する」という、大局的な部分は完成していたのです。

しかし、「より強く速く安全に快適に楽しくと」か「美しく」とか、色んな
「局所的」な要素が付け加えられたのが、それ以降の車開発の歴史でしょう。

大体、ニコラの百倍とか時間を掛けてやってて、局所的な配列に陥っていたとしたら
私はアホです。

でも考えるとyfiさんは、どうも言葉に鈍感なのかも知れません。
つまり、「局所的」という言葉が「否定的な意味を持つ」ということです。
逆に、「大局的」とは肯定的な意味を言外に含んでいます。
視野が広い・狭いも同様です。

眼科医が患者の視界の話をしているのでなければ、視野は広いことが良いことで
狭いのは、悪いことなのです。

でも、上の「言葉に鈍感」というのは、特にyfiさんに限ったことではないのです。

例えば、今やNHKのアナウンサーですら使う「こだわりの味」は「拘りの味」です。
つまり、何かにとらわれているので、本来これは否定的な意味のみの言葉です。
「あなたの店は味に拘っている。」と昔言われたら、店主は憤慨したでしょう。

それは、言外に「あんたは味だけに拘って、キッチンの清潔さや接客態度に
何も気を遣っていないから、ダメ」のような意味を言外に含んでいるのです。

でも、世間がこういう間違った言葉遣いをし、(一部の人を除いては)それを
問題視しないので、言葉にいいから加減に世の中なってしまった中で、大きく
なったのがyfiさんたちの不幸です。

同様な「肯定的・否定的」の混乱は、「耳ざわり良いマニフェストだが」とか
相手の党を非難するときの枕詞として平然と使われることにも現れています。

でも、本来「耳ざわりの良い」という言い回しは、存在しないのです。
肯定的な意味の積もりで使っているのですが、「耳には心地よくても」
財政の裏付けがない」とかその後に言って、相手の党を批判する言葉が来ます。

勿論、「耳ざわり」に良いも悪いもありません。「目ざわり」と同様、
悪いときだけに本来使う言葉ですから。
本来は「耳ざわりだから、黙ってろ」のようなときだけに使うんです。
つまり、「目障り」同様、「耳障り」なんで、あっち行けってなもんです。
(これ、「みみざわざ」で一度でも変換すれば分かることなんですが。。)

この混乱は「肌触りがいい・悪い」と言えることから来ています。流石に目で
は物に触れられないので「目ざわりの良い」は使いませんが、耳で「触る」ことは
一応出来ます。ですから、「耳触り」だと思いこんで積もりで間違うのでしょう。

まあ、「他人事」も殆どの人が「ひとごと」ではなく「たにんごと」とそのまま読む、
情けない時代ですから。(ヒトゴトをそのまま「人事」と書くと、ジンジの人事と
混乱するから、意味を取ってこの表記になったと思われますが。。)

私が、yfiさんの言語感覚をとやかく言うのは酷だということは、わかっているのです!

つまり「飛鳥は局所的な配列でニコラ?は大局的な配列だ」とyfiさんに書かれたのが、
この長文を書いたきっかけです。それくらい、「局所的」という言葉は方式の比較など
で使うときには否定的な言葉なのです。
「飛鳥は視野の狭い配列」と言われているのと同じですからね。

まあ、「この夏は大局的には猛暑だけ、局所的に冷夏のところがある。」のように
使う時は、肯定的とか否定的とかはないのですが、議論みたいなところでは
上に書いたようなことが言えるんですね。


あっ、もう閉まるから更新して終わらないと。。。。
ここまで、朝から今まで17:01 2009/06/13 ネットが使えるここにいるけど、
一回もネットしてなかった。。。(^^;;