飛鳥21世紀-376 公開 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

飛鳥21世紀-376 公開


赤字が375からの変更です。


飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆-376

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やまぶき用配列テキスト 飛鳥[21-376].yab 
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[シフト無し]
3,2,1,4,¥,6,7,8,0,5,9,,,.
「,せ,じ,ぴ,%,-,・,と,は,ぶ,」,無
き,し,う,て,ぎ,ー,ん,い,か,た,ほ,後
だ,ち,に,り,ひ,ゃ,っ,ょ,ゅ,さ,,


[左親指シフト]
{,[,],},゛,無,’,*,¥,/,+,^,|
ヴ,へ,け,ぁ,ぅ,ぇ,ぃ,よ,ふ,!,),_
び,め,が,ば,ぉ,ず,る,す,ま,で,げ,逃
ぜ,ぱ,ね,ぽ,&,や,え,、,。,?,/


[右親指シフト]
!,”,#,$,%,&,無,゜,>,<,=,_,無
(,べ,れ,ぺ,*,ぢ,~,ど,こ,ぞ,ご,無
わ,お,な,ら,づ,ゆ,く,の,つ,そ,ぼ,後
ぷ,み,ざ,ぐ,ぬ,む,を,あ,も,ろ,無

[小指シフト]
!,”,#,$,%,&,’,(,),無,=,~,|
Q,W,E,R,T,Y,U,I,O,P,@,{
A,S,D,F,G,H,J,K,L,;,:,}
Z,X,C,V,B,N,M,,,.,/,_

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右小指のホームキーはどれか??

上の問いに多くの人は「そんなの、;キーに決まってるじゃん!」とお思いでしょう。
私も、375を作ったつい最近まで同様に思っていました。

しかし、:キーに乗せるカナを考えていたとき
「待てよ、/キーと:キーや;キーは、どっちが自然に打てるかな?」と初めて考えてみたのです。

考えても分からないので、指を自然の形でキーボードに置いてみました。
基準の人差し指をJキーの真ん中に置くと、中指はKキーの上端、薬指はLキーのやや下側、
そして何と!小指は/キーの真ん中あたりに来るのです。

つまり、A.指自体の論理からすると「右小指のホームキーは;ではなく/」なのです。

(これは、ローマ字の経験が殆どの人には意外でしょう。それは、ローマ字の超高頻度のIOキー
 が上段のため上段がホーム段同様に感じられ、普段使わない/キーをとても遠く感じるためです。)

Aは、暴論に響くかも知れません。しかし、これは各指の長さを考えると当然のことです。

どうも私たちは、指の長さや指が自然に乗るキーの位置を無視して、余りにホームキー、ホー
ム段といった「キーボードという物体の形状的な区分け概念」に支配されていたようです。

と言っても、今更;キーにあるカナを/キーに乗せようとは、流石に配列過激派の私も言いません。
しかし、こうなるとホーム段ではあってもホームキーではない:キーと、本来の右小指のホームで
ある/キーにどのカナを乗せるかについては、考えざるを得ません。

明らかに、ホーム段にあっても遠い:キーより下段にある/キーの方が打ち易いのです。
(道理で「何か知らないけどメって打ち易いな」とタメの縦連があるのにも係わらず感じ
 ていたわけです。但し、左側ではキーボードが非対称のため、小指の自然な位置はZキ
 ーではなく左シフトキーの右隅あたりになるので、今回の発見は左側には関係しません。)

大体、メの出現率は0.69%で374/375で:表に乗っていたサの1.18%より大分小さいのです。
となると、サは自然に指が行って打ち易い/の表に乗るべきです。
実は、メの/表はJISカナと共通で、これもあって前世紀から殆ど動かしていない位置です。

しかしこういう新事実が発見されたからには、メさんの分不相応な好待遇も今日をもって終わりです。

ということで、サは/表に来て、目出度く「下さい」のダサの連接がZ/の表同士の完全対象となりました。
ゼロもZ裏/裏の完全対象です。

メは前回ロを置いたS裏に来ました。
メの出現率は、高すぎて右に回されたアの出現率の半分以下なのでまあいい感じでしょう。
S裏のメはメイ/メンの漢音が交互打鍵になるのにロは同位置ではロンしか交互打鍵がありません。それに、
ロウという重要な漢音連接が左連打になるのにメウという連接は殆どないので、やはりロの位置は右です。

また、メのC裏は「ためで、ためです。~のため、」での後半の左シフト連続を意識しています。

で、ロの位置は「だろう」のダロの連接の対象性とロ自身の出現率から:ではなく/裏に行きます。
追い出された0.2%のボは:裏に移動し、0.5%のホは以前の:表に戻ります。

つまり、今回の変更は「:より/の方が指が自然に行く良い場所」との発見を反映したものです。

左のグミの入れ替えは、口の連濁のグチを異指打鍵にするためと、やはり弱い左人差し指の
保護のため、0.61%のミを薬指の担当にして0.16%のグを人差し指の担当にしたものです。

W裏の0.13%のハoとX裏0.26%のヘの入れ替えは、二倍の出現率を持つヘの
方を、打ち易いW裏に持って行ったためです。