飛鳥21世紀-374公開 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

飛鳥21世紀-374公開

飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆-374-2


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やまぶき用配列テキスト 飛鳥[21-374].yab 
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[シフト無し]
3,2,1,4,¥,6,7,8,0,5,9,,,.
「,せ,じ,ぴ,%,-,・,と,は,ぶ,」,無
き,し,う,て,ぎ,ー,ん,い,か,た,さ,後
だ,ち,に,り,ひ,ゃ,っ,ょ,ゅ,め,,


[左親指シフト]
{,[,],},゛,無,’,*,¥,/,+,^,|
ヴ,ぱ,け,ぁ,ぅ,ぇ,ぃ,よ,あ,!,),_
び,ふ,が,ば,ぉ,ず,る,す,ま,で,げ,逃
ぜ,ゆ,ね,ぽ,&,や,え,、,。,?,/


[右親指シフト]
!,”,#,$,%,&,無,゜,>,<,=,_,無
(,べ,れ,ぺ,*,ぢ,~,ど,こ,ぞ,ご,無
わ,お,な,ら,づ,ぬ,く,の,つ,そ,ろ,後
ぐ,へ,ざ,み,ぷ,む,を,ほ,も,ぼ,無

[小指シフト]
!,”,#,$,%,&,’,(,),無,=,~,|
Q,W,E,R,T,Y,U,I,O,P,@,{
A,S,D,F,G,H,J,K,L,;,:,}
Z,X,C,V,B,N,M,,,.,/,_

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         今回の変更のメインテーマ


左手の同手シフト(裏)の発生を押さえ、手の移動を
伴ったとしても左のアンシフト(表)の使用を増やす。


左の裏を含むシフトの連続は強い中指Dのガ以外は連続する配置をしても、
左の人差し指や小指の腱鞘炎の元になるだけ。
この連続を無理に作ることは弊害の方が多いので避けることにしました。

最近チやリを表に持ってきたことから分かったのは、手の移動を伴っても左の表を有効利用した方が
軽やかに、指に負担を与えずに打てるということでした。これは中指以外の左の全ての指に言えることです。

今までの伝統的な飛鳥の左のホームキーの裏はAダ0.72%、Sチ1.25%、Dア1.39%、Fリ1.54%
で、合計4.90%となっていました。

今回、これをAビ0.17%、Sフ0.46%、Dガ1.89%、Fバ0.39%の計2.91%としました。
これで、Aの裏の使用は1/4以下、S裏は1/3、D裏は36%増し、F裏は4/1となりました。

D裏だけ以前より使用率が増えているのですが、最強の中指ホームのDはこれくらいの増加には十分耐え
られます。また強い中指のD裏を除くASFの裏の使用率の合計は3.51%から1.02%と激減しています。

左の裏はDを除いては4/1から3/1の使用率に激減しているわけですが、変更の
理由は、今まで左手の弱さと不器用さについての認識が甘かったからです。

と言っても、私は「中指を除く左手の(特に裏)は弱い」とは散々書いてきて、その前提で配列
してきた積もりです。
それでも、「弱い」の基準が甘すぎたのです。しかし、これには情状酌量の余地があるんです。

というのは、右のホームJKL;の裏、Jク2.67%、Kノ3.93%、Lツ1.70%、;サ1.18%で
合計9.49%なんです。
その高使用率でも、右手では指が痛くなったり「あらら、また裏かよ!痛くて打ちたくないなあ」とか
いう左手ではよく起きた「裏の打鍵を忌避したい感情」が、右側では起きることが一切ありませんでした。

それは、右手には左を大きく上回る強さと器用さと速さがあったからです。
私は、「左は弱いから右の9.5%の半分くらいの4.9%だったら、我慢の範囲かな」と思って、
ずっと左のASDFの裏の使用の合計は5%程度にしてきたわけです。

それでも、どうしても中指を除く左手の指が痛くなるし、Aの裏のダを含む「左」とか「但し」とか
「だから」とはを打つのが憂鬱だったんですね。
でも、限られたキーの中で「もう仕方がないので指さんに我慢して貰おう」と結論づけていたわけです。

ところが、少し前にヒをX裏なんかからB表に持ってきたら「あらら、手は移動するけど
こっちの方が全然軽やかで打ち易い」となったわけです。

(但し、RTYUは親指がシフトキーから大きく離れるのでやはりまともなカナは置けません。
 今回、ヒをB表に置いたのは裏が&でまず打たないので、Bのみは気兼ねなく親指をシフトキー
 から離して十分な曲がりを持たせて打つことが簡単に習慣化するからです。)

この発見があったので今度はリをF裏からV表に持ってきたのが、前の記事で書いたところです。
となったら、今まで厭だったA裏のダももっと使用率の少ないカナをここに置いて、ホーム
キーではなくても表に置く方が良いはずだとなったんです。

で、今回ダをZ表に置いたところこれはA裏なんかより全然打ち易いし「左・但し・体」
なんかを打つとき感じた「事前の憂鬱さ」もなくなったんですね。

で、前回書いたように「左の人差し指の腱鞘炎の原因は単純にその指の使用が多い
ことではなくF裏にリという1.6%もの高頻度のカナがあるからだ」ということが
分かったので、そこにリの1/4の出現率のバを置いたのです。

すると、何か左人差し指には余裕が出てきたんですね。Vの表にリを置いたので
左人差し指自体の使用はそう減っていないのにも拘わらずです。つまり、F裏に
高頻度のカナを乗せたのが悪かったんです。

でF裏をリからバと使用率を1/4に減らしたら、あの弱い筈の左人差し指に
余裕が出てきたので、私、考え直しました。

ところが、左人差し指の腱鞘炎の原因がF裏の多用にあったのが分かって、その
使用を激減させたらどうも裏の使用を押さえれば、左人差し指の負担能力はもっと
高そうなのです。


そこで、B表には0.17%のビを重いA裏にどかせて、0.44%のヒを持ってきました。
つまり、「重い左の裏より、遠くても打鍵の軽い表に出現率の高いカナを置く」
ということです。

また、伝統のW表だった長音記号を右のH表に持ってきて、W表には1.54%のセを
持ってきました。


C裏に長らくあったセ(1.540%)は、指が狭苦しくて打ち易いとは言えなかった
のですが、狭苦しいだけあってホームへの『復帰バネ』が働いて無意識にDに
指が戻りました。それに、強い中指のお陰で指が痛くなることもなかったので、
もっといい場所が無いこともあって前世紀からD裏に置いていたわけです。

セは以前のC裏でも中指が痛くなることは無かったのですが、やはり狭苦しいし
打つのが面倒になることはあったので、今回W表という良い位置に置きました。

やはり、長音記号の0.35%はH表が妥当ですしセはーの四倍以上の1.54%ですから
*「良い位置にはより出現率の高いもの」の規則がここでは生かした方が打鍵が
軽やかになります。
(*ゃゅょのように倍速打鍵するので表に置くという例外はありますが。)

これで、左の裏は問題のないガ(1.89%)以外は全て1%未満、特に中指のE裏の
ケ(0.96%)を除いては、ヴはoァゥびふばぜゆねほo& と、0.4%から.00何とか%
の低頻度のカナ記号となり指を痛めやすい左の裏の打鍵を大幅に避けるようにしました。

長音記号はユのあったH表に置いたので、これで左にある半濁音と交互打鍵になりパー
ポーなどが同指異鍵になることが無くなり、半濁音の配置の自由度が増しました。

シフト的には、0.22%のユをX裏に持ってきて、1.54%のセをW表に持って
きたので表が都合1.32%増加して、全体的に打鍵が軽やかになります。



と、今回の変更はダ・セ・ギ・-の移動とそれに伴って打ち難くなったり追い出されて
しまうカナの入れ替えでした。
何しろ、今まで私は「シフトの連続」に拘りすぎたんですね。「です。ます。ですが、
ますが、ますよね。」とかはいいとしても、別に今時滅多に使わない「ありますが、」
なんてものまでシフトの連続を追求したから左手の指を痛めてしまったのです。

でも、私的には「右のJ裏のクは2.7%の使用だから左のF裏も1.5%のリ位は分担して
も大丈夫(なハズ)と思ってしまったんですね。
それに、左人差し指の分担キーは6個もあって、シフトを含めて「場所」は18個も
あるわけです。その18個からどれが悪さをしているかはその文字を何回か打った
だけでは分かるものではないので指を痛めている犯人の特定が大変なんです。
それで、犯人探しにこんな時間がかかったんです。

さて、今回左ではかなり沢山動かしましたが、右はサドホユの四つしか動かしていません。

サが;裏から:表になったのは、今まで「ください」の「ださ」が左右のホーム小指裏同士の
完全対象だったからで、それが今回ダがZの表になったことで、表同士の対象にしたからです。
またこの移動は、:表のホ(0.50%)を,裏に追い出して1.18%のサを持ってきたものなので、
シフトの頻度が0.7%ほど減っています。
右小指の負担的には、:表は何年も0.96%のケがあって問題がなかった場所なので、
1.18%のサを置いたからと言って急に右小指が痛くなる心配はありません。

ホの,裏は、ここだと日本の「にほ」がC,と指対象になるということもあります。
サのあった;裏にI裏にあったソを持ってきたのは、以前から避けたかった高頻度の
「その」のIKの同指異鍵を避けられるからです。
同指異鍵になる「どの」は「その」の数分の一の出現率ですから。

あと、S裏にあった1.39%のアとO逆にあった0.46%のフの入れ替えは、弱い左の裏に
なるべく低頻度のカナを置くことで、左裏の使用を減らして指を護りたいからです。
逆に打ち易いO逆にI逆のヨの半分以下の出現率のフを置くのは「良い場所の無駄遣い」
になっていたので、これを修正した面もあります。

まあ、言葉で書くのはこっちも大変ですし読む方はもっと分かりにくいので
配列表を比較してみて、良い方に変わったことを納得して貰えればと思います。


しかし、一体なぜ左の裏は中指を除くとこんなに弱く指を痛めやすいのでしょうか?

中指を除く左裏で指を痛めやすいのは「左の指が弱いだけではなく不器用だから!」
というのがどうもその答えのようです。

これは、これから書く文章を読んでも物凄く分かりにくいものです。
何しろ、専業同然で配列をいじっていた私自身が最近発見するまで気がつかなかった
くらいなんですから。

では、まず打鍵一般について考えてみます。
前提は秒速二打鍵以上の実用的な速さで打つ場合です。

よく、「掌の下部を机などに着けて打つかどうか」が論じられます。

しかし、実用的なスピードの打鍵では手は浮かして打たないとスピードが出ません。
考え考え打つときは別として、乗ってくると手は浮いてしまうものです。
手の動きを観察するために打つと、ゆっくり打つので手を机などに着けて打つのが
楽なのですが、それは自分の実際の「乗っているときの打鍵」とは別物なのでご注意下さい。

で、手を浮かすことのメリットは一般には「机と掌との摩擦のような邪魔がないので
手が自由に動かせる」ことが言われます。
これは、正しいのですが、実はもう一つのメリットとして「掌の重さを指を通してキーに
乗せて打鍵できるので、指の腱の力で無理にキーを押さずに済む」ということがあります。

指は打鍵に最適な「曲がり」を作る、つまり「空振り」状態を作るときに
動かすもので、キーを押す瞬間には指自体には余り力を入れずに済むのです。

つまり、打鍵は「指で打つ」のではなく「掌の重さを打鍵に適
した曲がりを持たせた指を通してキーに伝える」とも言えます。

まあ、「指で打たないで掌の重さで打つ」は言い過ぎで、実際には
指の力と掌の重さが半々くらいなものでしょう。

しかし、重要なのは打鍵が「指の力だけで打つものではない」ということです。

そして、指は打鍵に適した曲がりを持つように折り、手は打つキーと指が最適の位置関係に
なるように移動するので、大量にローマ字入力をしても極端に指を痛めることはないのです。

ところが、親指シフトでは「全て」でこの「指の力と掌の重さ」の両方で打つことが出来ないのです。
まず、アンシフトとクロスシフトではローマ字と同様に指の力と掌の重さの両方の力を合わせて打てます。
ですから、「ですよ。」のようなシフトの連続では上の手が使えるので問題はないのです。

問題は、左キーの裏の係わるシフトの連続です。つまり、

以前の「あり(D裏F裏)」のようなシフトの連続では最初のシフトのアで掌の重さが
全て親指に乗ってしまい、リを打つときに人差し指単独で打つので指の負担が多いのです。

これは、左右両方にまたがる「(あ・き・こ・し・せ・そ・た・つ・と等)+まり(L逆F裏)」
でも同様です。
マのときに左親指シフトをしているので、リのときに同じシフトが連続するとFを「人差し指単独の
力(つまり掌の重さを利用しないで打つ)で打たないとならないので、左の指の負担が大きいのです。

これが、右手の右シフトの連続では起こりません。つまり、「それらの」なんてときの「らの」の
部分では「掌の重さ+指の力」の共同作業で打っているので、右キーの裏が係わるシフトの連続で
は右の指を痛めることがないのです。

では、右でできることが何故左ではできないのでしょうか??

それは、左手が右手に比べて極端に不器用だからです。

つまり、右シフトの連続で右手キーを打つ場合には「親指シフトしている親指にかける力を
半分にして打鍵の指にも掌の重さを乗せる」ことが瞬間的に出来るのです。

これが可能なのは、右手の指が単に強いだけではなく左に比べて圧倒的に「器用」だからです。

秒速数打鍵で打っているときに「どうせシフトが連続するんだから右の親指のシフトと
右の同手シフトする文字キーに均等に掌の重さを乗せてやろう」と瞬間的にできるのは、
器用な右手だから可能なのです。

これが瞬間的にはとてもできない左では、一旦左シフトが始まってしまうと親指に掌全部の重さが
乗ってしまい、それ以降の左の裏の文字の打鍵は「指の力だけ」で打つことになってしまいます。
以前の配列での「まだ・ふだ・まあ・(ひ)だり・あり」などで掌の重さが使えない分、極端に
重い負担が左の指にかかり、それがもともと弱い左手の指なだけに腱鞘炎の原因になるのです。

ですから、左の裏は中指以外は圧倒的に低頻度のカナを乗せないといけなかったのです。
しかし、これは専業で十年近く親指シフトを弄ってた私自身が気がつかなかったのですから
配列界では新発見でしょう。
まあ、親指シフトのそれもシフトの連続の使用が前提の配列でないと無関係なので新発見は
当たり前なのですが。。

と、ローマ字や月みたいなシフトのない配列は常に打鍵に最適の指の形で打てるので
この辺は、どんなカナでも一打鍵で打てて、オマケにシフト側でも「ますが、」のような
良い運指を割り当てるという飛鳥流のやり方をするから出てくるややこしさなので自業自得なのですが。。

まあ、この「掌の重さが右手の裏では親指と打鍵のキーにかかり、左手の裏では
親指のみにかかるので、左手の裏は指を痛めやすい」というのは仮説の段階を
出ませんが、とにかく中指を除く左の裏は極端に指を痛めやすいのは事実なので
今回、左の裏の使用率を可能な限り下げて腱鞘炎の発生を防ぐとともに、表を
増やすことで、打鍵を軽やかにしました。

と、書いていきましたが分かりました?

一応電気のない暗闇で書くことは考えてきたのですが、打つのは図書館かここ(市の施設)
でしかできないので、推敲が出来なくて今までで一番分かりにくい文章だったと思います。

何しろ文章作成の環境が最悪な上、最後の部分は飛鳥理論でも最もややこしい部分なので、
飛鳥理論に感心がある方は、読みにくいでしょうが繰り返して読んでいただければと思います。

キストの破線で挟まれた部分をコピーし飛鳥[21-372].yabなどのファイル名でやまぶきの
 あるフォルダーに保存した後、やまぶきの設定画面でそのファイル名を指定してお使いください。)

あと、ァィゥェォを以前の「小文字の歌」?の頃のものに戻しました。
チェックなどで同指飛躍が生じる問題があって、これは避けられるのは
分かったので、最近は変えてきたのですが、考えるとこれらの小文字の出現率は
0.01%~0.03%と最低です。それにチェックなどの出現はもっと限られるので、
利用機会が少なく、位置を忘れやすいこれらの小文字には「位置の規則性」を
与えた方がよりユーザーに親切だと考えたからです。

ァィゥェォは左シフトのRUTYGでこれはァィゥェォを打ってみれば
規則的なのが分かるので、忘れたときでも適当に左右の人差し指で遠い
キーを打てば見つけられるので便利ですからね。

あと、どなたかが「ピアノに利き手は関係ないから配列もそうだ」みたいな
ことを書かれていました。
しかし、ピアノというか音楽のキーボードは皆んなは右利き用ですって!

速いフレーズは圧倒的に高いつまり右手の担当なのは、私の
ように少し鍵盤楽器の演奏を囓った経験があれば分かります。
またその経験が無くても、CDでピアノ曲の一つも高い音と低い音の
速さの違いに注目しながら聴いていれば右手つまり高い音に速いフレーズが
集中していることに気付くはずです。

本当は楽譜を見ると一発で分かるんです。
右手のオタマジャクシの数を数えると左手のオタマジャクシより
数倍多いのが、むしろ普通ですからね。。


でも、楽器と利き手の話は長くなるので以下省略!

しかし、左利きって野球選手なんかには多いけど実際に
会ったことが殆どない。。

というか、左利きは器用で運動神経がいい人が多いので
右利き用のものでも結構使いこなしちゃうのかな??

この前試しに左手で鋏を使う実検したらとてもじゃないけど
何にも切れなかったけど、左利きの人は滅多に売ってなくて
高価な左利き用の鋏なんか使わずに右利き用のヤツを器用に
使いこなしそうだし。。

いや!利き手の話を本格的にやり始めるとどんどん長くなるので
やっぱ以下略!