数字データに囚われるな! | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

数字データに囚われるな!

で、常々「数字データと囚われるな」と言ってる私自体が数字の奴隷になって
しまったのが、前回の「まがで」の入れ替えでした。

右の小指と薬指の使用率を見て、どうしても薬指の使用率を増やして小指の
使用率を上げたくて仕方なくなったのです。

でも、どうしても以前の位置の方が良かった感じがしたので、先月だったか、
集中的に創作打鍵をブログに大量に書いて確かめてみました。

で、新しい方にいくら慣れてもやはりあれはダメでした。

で、原因を考えたんです。

どうも、「です」の「で」がM逆とホームを外れるのがいかんのです。

「です」は、その前に「かんたん・こうそう・きたい」のような漢語の名詞が
来ても、「たたかい・おもい・ちがい」のような和語の名詞が来ても、;逆という
ホームキーに「で」があれば、ボーっとしてても「です。/ですが、」に接続できるのです。

やはり、飛鳥のホームキーは2音漢音の2音目の全てがあることと、和語でも最後に来る
カナが多くあるので、「で」がホームに外れると、ボッートしてると「です」がスムーズに
打てないんですね。

勿論、「また・たま・さま・まさ」の小指の連打が「でた・たで・さで・でさ」と
殆ど出てこない連接に戻るのも無視できません。

でも、「が」のL逆という良い場所には未練があったので色々やってみました。
「が」を.逆やO逆という薬指領域に動かしたりですね。

でも、それをやると「。」がM逆に来るし、「る。」が縦連になったりします。
第一、英文やローマ字JISカナとの統一性が崩れます。
苦し紛れに「が」をD裏に持ってきて「ですが、あるが」などに交互打鍵を
加えることもしました。確かにこれらの連接ではいいのです。
「がん・がく・がる・がっ」も交互打鍵になりますし。

でも、今度は右に動かされた「あ」絡みの連接の運指がまずくなるんです。

で、今度は「が」を分不相応に良い位置にあるO逆の「ふ」のある位置に置いてみました。
これは、「ですが」などが三段使いになってバタツキが増えるのと、「ふ」の連接で
飛躍が生じるのが問題で却下。

結局、何ヶ月も色々やった挙げ句、「までが」は伝統の位置に戻りました。

こういうのは、無駄な努力のようですが、こういう試行錯誤をすると
飛鳥的配列では「でまがの位置はあそこ以外にはない」ということが
決定するので、まるっきり無意味でもないんですね。

「どう動かしても改悪にしかならない」という大量評価打鍵の感覚的な評価以外に
配列の決定はできないようで、まあ、ご苦労なこってす。。(^^;;



で、上の「でまが」の改悪は私が「数字データ」に惑わされた結果です。

大体、右小指の使用率を少なくしたかったのは、理由があるのです。一つは、
他の入力法の人から飛鳥は右小指の使用が多いとよく言われることがあります。

しかし、そういうのを気にしては飛鳥など作ってられないので、私が右小指の
使用を減らしたいのにはもっと根本的な理由があったんです。

それは、私が「機能キーを標準に配置していない」からです。

つまり、それぞれ入力の数%を占めそうなエンターキーと後退キーは、遠す
ぎるし小指の負担が多すぎるので、前世紀から私はエンターキーは左の英数
キーで、後退はひらがなカタカナキーで親指で行っているということです。

飛鳥の配列表では、所謂「むキー」にBSとESCが乗って
いますが私は、ひらがなキーでこれらを行っています。ESCは
コントロールキー(TABキーに配置)とひらがなキーでやります。

で、こうなると標準の小指でこれらの機能を使っている人の感覚が
私には分からなくなります。右小指の限界も実感できません。

確かに「お前が配列に人生を掛けてるんなら、それらのキーも標準を使え」
と言われそうです。しかし、毎日数時間何年も打つのに、あんな遠いキーを
使うくらいなら私は飛鳥なんか作る気にもならないので、後退とエンターキー
の位置は譲れないんです。

でも、そうすると、小指の負担の限界が分からなくなるんです。
去年辺りか、「にけ」を右小指から左に移動させ、「さほ」を
持ってきたことで、右小指の負担を2%強減らしたのも、私が
標準の機能キーで打った場合の右小指の負担限界が分からないからです。

大体、これだけ打っていても右小指が痛くなったことが一回もないんですね。
これは、都合のいいことのようですが、逆に負担の限界が分からないという
配列設計上困った事態に陥っていたんです。

で、全体は更に「ま」を;逆に持ってくることで右小指の負担を1%減らしたんですね。

今回、「までが」を元の位置に戻すに当たって、右小指の負担増を改めて考えてみました。
確かに、機能キーを他に置いていて、右小指が痛くなったことのない私にはこれが問題か
どうかは実感できません。

しかし、飛鳥の大量評価打鍵をやっているのは「私だけではない」のです。

そして、その方は創作打鍵の量は私の十倍以上やっていて、動画を公開
されているので、機能キーは標準のものを使っているのです。

そして、その方が「右小指が痛い」とは一度も書かれていないのです。

勿論「その方」とはyfiさんです。


大分前の飛鳥を使い続けられているので、出現率の高い「にけ」はまだ右小指領域に
あります。その上、使用率の高い二つの機能キーを標準の小指で打っているのにyfi
さんは、小指が痛くなったりしていないのです。

ということは、それより2%は右小指の使用率の減っている前々回までの飛鳥で、
更に小指の使用率を減らす意味は少ないのです。

ということで、「までが」は元に戻しました。

「がく・がっ・がん」の縦連は厭は厭なのですが、これ以外では
右連打になる「~く・~っ・~ん」をアルペジオにするためには
仕方ありません。どうせ、合わせても五百打鍵に一回程度の出現なんですから。