羮に懲りて鱠を吹かない飛鳥! | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

羮に懲りて鱠を吹かない飛鳥!



あっ、前も書いた気がしますが↑の読み、「あつものにこりてなます」です。

で、上の二つの記事を読まれた方は「なんだ、元に戻っただけか」とお思いでしょう。

でも、飛鳥は「今まで失敗したからもう触らない」というほど、保守的ではありません。
転んでもタダでは起きないのが飛鳥の信条ですから。

つまり、「でまが」や括弧類の位置は前世紀から決まっていたのは、大した
思考もしなかったと反省して変えたら却って悪くなってしまった例に過ぎません。
まあ、今から思うと(思考量に対して)偶然良い位置にあれらは置けていたんです。

だからといって、全てが偶然良い位置に置けていると考えるのほど、私は楽観的では
ありません。

つまり、右でここ数ヶ月、毎日十時間とか評価打鍵や思考をしたのに前のままで
良かったことは、左で変えるものがないことを無条件で意味しないということです。

で、目を付けたのは「に」の位置でした。「に」は2.6%もの出現率があるのに
Cの表という手のずれる位置にあるのは問題です。「に」をここに置いたのは
去年なので大した入れ替えの試行錯誤もしていません。

入れ替えるなら候補は前世紀から不動のE表の「じ」です。

伝統が長いだけに動かしたくない気持ちを抑えて考え直ししました。
で、「じ」の出現率は1.5%と大分低いので打ち易い方のE表に「に」を
持ってくると、「~に」の名詞+助詞がスムースに打てます。

これに比べたら「ページ」がRWEからRWCの三段使いになることなど
問題にもなりません。大体、「へo」事態の出現率が0.03%なので、ページが
いくら多いからと言って、出現は極めて限られています。

「うえに・まえに」などの「えに」の同指打鍵を避けるために「え」はW裏に移動です.
これで、「に」絡みの文章の打鍵がスムースになりました。
出現率が「え」より少ないのにより良いE裏に置けた「ね」は、
口語語尾をより打ち易くできますしね。。(^^;;

(しかし、「えに」の同指連打が気にならず口語表現も少ない人は
「えね」の入れ替えがいいかもしれません。)

ここまでは、始めからたくらんだことです。
しかし、C表に「じ」を持ってくると、「ぶ」がV表に置けるのには
気が付きませんでした。

「ぶ」の連接の一位は「ぶん」で二位は「じぶ」ですからね。
何しろ出現率0.37%の「ぶ」は、「ぶん・じぶ」の合計が0.2%と
この二つの連接に集中していて、こういう極端なのは他のカナには
ありませんから、この二つの連接は「ぶ」では超重要なのです。

オマケでCの「じ」は美人・美女から飛躍をなくして打ち易くします♪~


で、上で書いたよう長音記号を元のW表に戻したので、「~て」形
を含む「けみ」あたりのどちらかが、ふつうに考えるとZ表に動か
されます。でもそうすると、Zの清音は「きわだ」と連接を作って
遅くて弱い左小指の縦連が生ずるので問題です。

それになにしろ、Zは表でもやはり遅いんです。使用率が多いと
弱い左小指が悲鳴を上げることもあります。

で、移動するのは「み」として、「み」をどこに置くかです。

ここで、私は禁断の技を使いました。

つまり、Zに比べて「み」をずっと速いC逆に置くことです。実は、逆であっても
CはZより全然速いのです。Cは少々左手がずれても、中指の強さと速さが利くのです。

大体、以前から打ち易いC逆に0.1%の「はo」は勿体ないなと思っていたのです。
そこで試しに「み」を置いたら、全然OK!

危惧した、みな・なみ・みなみ 等の中指の縦連もXDZD辺りの異指打鍵より速いのです。
「みなみ」など、以前のZ表D逆Z表に置いたときと比べると二倍は速く打てます。
(念のためですが、速い=打つのが楽ということです。)

危惧していた、「みゃ・みゅ・みょ」の倍速打鍵も可能です。

それに何しろ、「みゃみゅみょ」なんて滅多に出てきません!!、右シフトの連接
になる「みつ・みな・こみ・つみ・おみ・さみ」の百分の一も出てこないのです。

ラジオ音声の評価打鍵では、「み」絡みの(「らみ」も!)シフトの連続が
数分に一回は出てくるのに、「みゃみゅみょ」はCMで「ソニーミュージック」
が出てくるまで、一週間以上一度も出てこなかったほど出現率が低いのです。

(「ミュータント」は足掛け二世紀一度も出てきません。。(^^;;>ketttさん)


で、何故私が今まで一度も「み」をC逆に試しにも置かなかったです。

上で書いたようにそれが飛鳥では「禁断の技」だからです。

つまり、飛鳥には拗音の交互打鍵を倍速で打つために
「イ以外のイ段は左の表か『裏』」という法則があったのです。

しかし、~て形を打ち易く、また遅いZ表に「みけ」を置きたくないとすると
0.6%の「み」に相応しい打ち易い位置はC逆にしか残っていないのです。

そして、「み」をC逆に持ってくることにはディメリットが殆どなく、メリットの方が
ずっと大きいのが分かったので、「み」のC逆は決定しました。

と、今日はこの辺までとしておきます。
バージョンははこの数ヶ月の行ったり来たりの試行錯誤で405になっています。

自分も試したいので配列表を書いて欲しいというリクエストがありましたら
次回にでも貼ります。

それはともかく、今回のは私の具体的なターゲットNO.1であるyfiさんに、
「今度こそは使って貰える自信作」になっていると思います。

あっ、前にコメントに書いた利き手云々の話は私の勘違いでした。
ざっと市の施設で読んだ他の人の記事を、そちらのものと勘違いして
コメントしてしまいました。 申し訳ありません>yfiさん