「堂々巡り」こそ完成への一里塚 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

「堂々巡り」こそ完成への一里塚

この記事は、07/11/09 の記事です。最後かな??

飛鳥スレ 163 より
>こんだけ迷走するんだったら「終了」させなきゃいいのにと長い間使い続けていても
>じるよ。 1、2年試行錯誤して変更するところがなくなってから「終了」させれば
>いいのに。(それなら狼少年のように「終了」を言い続けなくても済む)

これについては、前に書きましたが一つ言い忘れていたことは「そんな変更が気になる
なら読まなければいい」とか「何年も更新されていなくなってから読めばいい」でしょう。

私が私自身のブログやスレに書いているのです。私があなたの立てた
スレで何か言っているのなら「見なきゃいい」とは言えませんが。。

あと、飛鳥が今あるのはネットという「発表の場」があったからで、「発表しないで
試行錯誤しろ」といわれても、それは無理です。

リアルでのように一人で誰にも話せなくてやっていたら、精々が一年でやめるはずです。

会社でやっている開発なら、仲間と議論とかできます。報告書も作って
上司とも深い話をするかもしれません。

また、給与という形で報酬もあります。疲れたら、飲んだり遊んだりもできますし、
家族も養えるので癒しもあるでしょう。開発の経費は全て会社持ちなのは勿論です。

でも、こっちは何にもないのですよ!それで、七年以上、特に初期には
一日12時間とか働いて?きたんです。

報酬といえるのは、ネットでの「打ち易い」とかの評価の言葉くらいのものです。
それすら無しで、開発ができるとお思いですか?
まあ見えないので、これを書いているのが打鍵ロボットだと思っているのなら
話は別なのですが。。

それに、これみたいに「相手を説得に掛かる」という評価打鍵も、読む人が
いるから教え魔の情熱が騒いで気がつくと五千字とか打ってしまうのです。
それから、問題のある運指や指の疲労度を観察して、まずいところを直す
という作業を繰り返すのです。


大体、「内容を考えながら打つ」という真っ当な評価打鍵は、相手が
読んでいることが分かるから成り立ちます。

「相手が読んでいようと読んでいまいと打つのは同じこと」と思うのは
機械が打っているのではなく人間が打っていることを無視した議論です。

だから、ネットのような発表の場が孤独な開発者には必要になってくるんです。

まあ、「自分でやってみれば分かる」のですがそれはあなたには無理でしょう。

それなら、こういうことを思いついた後は「漏れがRayの立場だったら?」
と自己チェックする習慣を付けるくらいはしないとまずいです。

そうすれば、上に上げた幾つかはあなたにも思う浮かぶはずです。

何でもやってみないと意見も言えないのでは何も言えなくなります。

前も書きましたが、伊集院のしている「何でもお笑い業界やその修行など
自己の体験に重ね合わせて理解しようとする」という姿勢が大切です。

迷走ついでにこれにもレスしましょう。
168
>この迷走ぶりはRayの体調が優れないから運指に影響が出ている、だった
>りして… 本人がそれを自覚しているのか否かでも変わってくるが。
>だとしたら健康なひとたちが更新を追いかける必要も無いわけだが。

目や膝、歯など色々痛んで来る歳ですが、幸い指だけは前世紀とな
なんら変わりありません。

「打鍵の指の疲労や痛みについてのプロ」の私が言ってるのだから、
間違いない!って、古い。。変わったら自覚するし、記事に沢山
書いてあるに決まってるでしょ?
こんだけ沢山正直に書いてる私なんですから。。

あれだけ大量に書いているのに、それには触れないで、「一つも書いてない」
ことをわざわざ持ち出すのって、相当ヘンしゃないですか?

私が数行のレスしか書かないので、想像するしかない人なら話は別ですが、。。


で、問題の「堂々巡り」は↓です。

170
350番台の試行錯誤は、結果的に見て、

・「に」と「じ」の交代
・「ろ」と「ぶ」の交代
・「え」と「ね」の交代
・「ぱぴぷぺぽべぐざぇぃ」を、お決まりの位置に適宜退かす

…のたった4パターンを中心に回ってる。
340番台から見てもあまり変わってないぞ。


これが正しいレスの姿勢でしょう。ちゃんと調べて書いてますからね。

でも別に「堂々巡り」という言葉は使ってません。

でも、私はこれを読んだとき「そういえば堂々巡りは随分してるよなあ」と
思いました。

「迷走」と「堂々巡り」は似て非なる言葉なんですね。
「迷走」はそのときによってBKELとかWCKSとかバラバラで
行き当たりばったりの動きです。

でも、「堂々巡り」はABCDの並び順を変えるようなものでがそこには
ちゃんとした「何とか問題を解決したい」という意志が働いているのです。

解決を求めて考えてやっているのに、どうにも結論が一つに決まらない
試行錯誤が「堂々巡り」なんですね。

ですから、「迷走」は試行錯誤とは別物の行き当たりばったり、
「堂々巡り」は試行錯誤の謙譲語か非難語?と言えるでしょう。

要するに163は162の尻馬に乗っただけの中傷なんです。何の意見にもなっていません。
でも、170は私が「堂々巡りをしている」ことをデータを示して「批評して」います。
私もあの言葉を初めて思いついて、自分が最近やってきたことを端的に表せました。
だから「批評」は建設的なんですね。


それはともかくとして、私はこの「堂々巡り」という言葉が頭に浮かんだとき、
「この言葉は配列完成の重要なメルクマールになる」と思ったのです。

だって配列の完成は皆さんお得意の数値とかでは計れません。何人
ものテスターを使えても個人差もあってどれがベストか分かりません。

しかし、この堂々巡りを一年以上繰り返すと「もう改良の余地がない」
ことが分かるのです。そのドツボにはまったときが、皮肉ですが配列
の完成期なのです。

まあ、ここ二年くらいでしょうか、堂々巡りでお決まりの幾つかのカナを
動かしていますが、それでも「みはoざ」の移動とか、全く新しい位置に来
るカナも出てきています。

問題のある決まったカナの組を同じことの繰り返しでどうにも解決できない場合、
置きたい位置に問題のカナを置いて、常連に入ってない異なるカナを初めての
場所にとりあえず置くんですね。

で、打っていったら「仮に置いた」積もりがそれが本来そのカナが求める
位置だったということが起こるので、堂々巡りも意味があるんです。

それで、いつも堂々巡りしていたカナも一つ席が空くので
上手くいくんですね。つまり、できたらそこに置きたかったけど
そこには七年選手のザとかのベテランがいて動かせなかったんです。

でも、それを監督の私が強権発動して「この試合だけ仮に他のポジション
を守ってくれ」とか言ったようなものです。
一試合だけのつもりが、そのポジションはベテランにも向いていること
が分かったので、空いた席に動きたかったカナを置くことができるんです。

って、段々ややこしくなってきた。。(^^;;


ということで、最終版の記事で「ぶろ」を一回変えて、もう一回
今度は「ほほoぼ」の位置が堂々巡りで伝統の位置に戻ってきた
ことにお気づきかも知れません。

最終版の一回目修正 カナは戻ったもの

7,2,1,5,4,6,9,8,0,3,,,¥,.
「,ー,に,ぴ,%,-,・,と,は,ほ,」,¥
き,し,う,て,ぎ,ゆ,ん,い,か,た,ブ,後
ば,け,じ,ロ,へ,ゃ,っ,ょ,ゅ,め,,


[左親指シフト]
{,[,],},゛,無,’,*,¥,/,+,^,|
ぱ,え,ね,ぁ,ぅ,ぇ,ぃ,よ,ふ,!,),_
だ,ち,あ,り,ぉ,ず,る,す,ま,で,げ,逃
ぜ,ひ,せ,び,ヴ,や,が,、,。,?,/


[右親指シフト]
!,”,#,$,%,&,無,゜,>,<,=,_,¥
(,べ,れ,ぺ,&,ぢ,~,そ,こ,ぞ,ご,無
わ,お,な,ら,づ,ぬ,く,の,つ,さ,ぼ,後
ぷ,ぐ,み,ざ,*,む,を,ど,も,ぽ,無


だったのが、「ぶろ」の組を元に戻して、今度は
「ほほoぼ」も伝統のある場所に戻したわけです。

最終版の二回目修正=リアル最終版 カナは戻ったもの


7,2,1,5,4,6,9,8,0,3,,,¥,.
「,ー,に,ぴ,%,-,・,と,は,ホo,」,¥
き,し,う,て,ぎ,ゆ,ん,い,か,た,ホ,後
ば,け,じ,ブ,へ,ゃ,っ,ょ,ゅ,め,,


[左親指シフト]
{,[,],},゛,無,’,*,¥,/,+,^,|
ぱ,え,ね,ぁ,ぅ,ぇ,ぃ,よ,ふ,!,),_
だ,ち,あ,り,ぉ,ず,る,す,ま,で,げ,逃
ぜ,ひ,せ,び,ヴ,や,が,、,。,?,/


[右親指シフト]
!,”,#,$,%,&,無,゜,>,<,=,_,¥
(,べ,れ,ぺ,&,ぢ,~,そ,こ,ぞ,ご,無
わ,お,な,ら,づ,ぬ,く,の,つ,さ,ロ,後
ぷ,ぐ,み,ざ,*,む,を,ど,も,ボ,無



全く、堂々巡りなんですがやはり「ろう」の重要性と
「そろそろ・ぞろぞろ・ごろごろ・ぼろぼろ」で
シフトの連続が利くことと、「ろ」をシフトにすれば
一つアンシフトが増えて、そこに「ほo」をおくことができる
前のやり方が最後の評価打鍵で正しかったのだと確認できたので
元に戻しました。

実は、一太郎の「たろ」の小指連打に気を遣っていたのも
「ろ」のV移動の原因かも。。ちょっと、Just Systemに
色気があったもので。。。(^^;;

「だろ・ぜろ・きろ」の指対象、「プログラム」の右シフト
五連続も復活。やっぱ、飛鳥にはこれがないとね。。


で結局、最近やったのは「みはoぶ」の移動だけですね。
他の移動は、結局元の位置に戻ったという堂々巡り。

でも、ああいう風に堂々巡りしかやることがなくなったからこそ
飛鳥は最終版なんです。
例によって、少しフライングしましたが。。

しかし、考えてみると読者が一番多い最近が一番配列作りが
難しくなった時期なので、読む方はたまったものじゃないとは
自覚しています。

後述しますが、ホなんてああ長い理屈を書いておいて元に戻すんですから。

で、これ絶対零度への挑戦に似ています。最初マイナス100℃から1
0℃下げるのは簡単なんです。開発の期間も一年で済むとします。

ところが、マイナス200℃くらいになると、一年では1℃しか
下がりません。で、マイナス260℃ともなると同じ期間で
0.1℃しか下がらないと、限界に近づくほど下げ幅は
縮まって行き、試行錯誤や堂々巡りも増えていきます。

下がると思った手を使ったら却って上がったので
元の手に戻して、別のところを変えるとかですね。

で、一番難しいのは最後の段階で理屈も複雑になってきます。
でも、効果はたった0.1℃だったりして、難しいのに
進歩は遅いので、地味だし一般の理解も困難になります。

飛鳥もそうなんです。というか、手作りの配列なら皆んな
作者はそういう目に遭うはずです。

数年間、命を削って開発したらそうだと断言できます。

だから、飛鳥文書も初期の頃が更新の効果が最も大きくて派手
だったんですね。「めくるめく更新」みたいでやってても、
面白くて楽しかったものです。

あれで、私は配列作りにはまっちゃったんです。
あの頃が読んでいても一番面白かった筈です。

「もっといい手があるはず」と思って、どんどんいい手が
見つかったのがあの頃。それの延長で、もうありもしない
「いい手」を無理に探すから、堂々巡りになるんです。

最近は、更新をやってる専門家の方が苦行なんだから、
読んでる一般人の皆んなが理解に苦むのは当然です。

ということで、最近の更新がややこしく説明したのに元に
戻る堂々巡りが多かったことは仕方がないことなんです。

たとえば、最近書いた「ほ」は:よりPに置いた方が速いという記事」です。

あれ、「本当・他に・本質的に・基本法・方向性・生命保険」とかホの付く
言葉を探して打つので計ったんです。すると確かに速いことは速い。

しかし、それは「ほ」をすぐに打つのが分かっているので小指が上段にすぐ動く
からなんです。というか、上段と中段当たりに待機しているから速いんです。

でも、この種の文章を打っていたらPのホは打ち難いんです。
つまり、Pは「用意ができていた場合は速い位置」なのであって
「突然出てくるときは、用意がないので速くない・速く打とうとすると
気合いが必要」な難しい場所なんです。(表の場合で言ってます)

単語群の評価打鍵と違って、普通の打鍵では内容にしか頭が
行ってないので、Pのホが出てくると打鍵が乱れるんですね。

これには、原因があって
一つは「ホは色んなカナが前後に来る」ということがあります。
比較しているのは、今回Pに戻した「ほo」です。

「ほo」の前に来るカナは「ん・っ」が殆どで後に来るカナは「う・ん」がこれ
も群を抜いて多いのです。つまり、連接が極めて限られていて、それだけ
指は慣れた少数の運指だから準備しやすいのです。

もう一つは飛鳥の「発声と打鍵の一致」です。

もう飛鳥人ならお分かりでしょうが、「ほ」は極めて優しい弱い音です。
一方、「ほo」破裂音ですから、発声時には勢いがあってそれだけ筋肉も使います。

ですから、「ほ」はそれほど急がないし、ゆったり指の間隔を横に広げるだけで打てる
:が向いているのです。

「ほo」は、気合いを入れて手を傾けたりしてPと打つのが
発声とシンクロするのでPに向いているんですね。

まあ、やはり:はPより遙かに打ち易いので、0.50%の「ほ」を
置き、0.19%の「ほo」はPが順当ということも大きいです。
やはり、動作の大きいキーは打つ機会が少ない方がいいですから。

というわけで、最後の堂々巡りの理由を書きましたが、時間もないことだし
分かりにくかったと思います。

あと、yfiさん、この前思い当たったんですが、yfiさんは「出現率の低い濁音」は覚えにくい」と
多分「ざぐぼび」など0.2%レベルの並の濁音について言っているようです。

でも、0.02%の「ぬ」の位置を忘れたりしますか?0.27%の「む」はどうですか?

多分忘れることはないと思います。並の濁音と同じだったり低出現率でもです。

この二つの位置は、50音順とかで思い出す手段があるから覚えているのではありません。
不動だからなんです。「む」に至っては前世紀から一度も動いていません。

きっと、yfiさんが迷うのは「びざぐぼ」などが更新でいつも動かされるので
記憶に定着しにくく「眠くなると位置に迷う」現象が生じるんだと思います。

でも、「む・ぬ」のように不動なカナで迷いが生じなければ、「カナの位置に
50音的な規則性は不要」の証明になると思います。

ですから、配列は変えちゃダメなんです。。。(^^;;

というか、「変えようにも変えられない」レベルまで錬る必要を
私はよく知っているので、飛鳥は更新の嵐だったのです。

恐らく、yfiさんの問題は開発中の更新の多いものを幾つも試した結果であって、
決して低頻度の濁音の位置がが覚えにくいからなのではないと思います。

更新が多い理由は勿論「不動の親指シフト配列標準」を「一つ」作ることです。

不動だったら、覚え直しもないので濁音で迷うことはないはずです。

つまり、何のことはない、更新が激しく出現率の低いカナは覚えにくいだけなんです。

でも、私がいなくなったら、これからの飛鳥人は、不動の最終版を
を一つだけ覚えればいいんです。
だいたい、NICOLAのウシテケにしても、飛鳥のキシウテにしても
50音の規則なんかないですからね。



だから、yfiさんの清音濁音を無理に近くに置くというのはどう考えても
「位置の記憶に要する最初の一時間を惜しんで、一生損する」という
NICOLAの轍を踏んでいるようにしか見えないんです。

小梅もそうなんですが、76個のカナ記号までは「誰でも覚えられる」のに
濁音の20個、特にyfiさんは十個くらい?が増えると急に覚えられなく
なるというのは、どう考えてもヘンです。

昔、ソロバンで経理をやっていた人は「フツーの人」です。名人はわずかです。
でも、ソロバン、無茶難しいですよ!独習得意の私でも、あれはできなくて、暗算で
答えを出してタマを置くとかやったものです。

それでも、必要なら「フツーの人」でもマスターできるのです。

それに比べて、たった96個が大問題で76個だと大丈夫という議論は
どう考えても論拠が薄弱です。二千程度の漢字は誰でも読めている
現状を考えると、yfiもこの前私の持論として引用していましたが、
人間、それもふつーの人の能力を過小評価するのもいい加減にし
て欲しい!」ということなのです。

まあ、ソロバンにソロバン塾が必須のように「だれでも」を実現するため
には、「文字入力教育」が必要との私の持論は何度も述べましたが。。


とにかく、yfiさんは、「自分は『ぬむ』の場所をよく忘れるか?」
をよく考えて欲しいと思います。

というか、自分の立てた前提の理由付けに対立する事象を見つけて、
自己の中のディベートの習慣をもっと付けたらいいと思うんです

っと、こんなこと書いてる場合か。。。・゚・(ノД`)・゚・。


文章が乱れているのは時間がないためですので、ご了承下さい。

これ、今までで最速に打った記事です。
いつもは、こういうのから推敲するのを省いています。

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尚、この記事で当面か永久かは定かではありまませんが、新しい書き込みを停止します。


でも、つくづく思い知ったのは、「職業でない職業」には就くものではないということです。

あと、一般の研究熱心な方々にいくら飛鳥を知って貰っても、なかなか普及は難しいということです。

やはり「影響力も地位もある人物」に知って貰わないといけません。

この前のJust Systemじゃあありませんが、受付の何も分からない女の子に
「ややこしいのは追い返せ」というマニュアル通りの対応をされてすごすご
引き返すようでは、話になりません。

ですから、ビジネス界の前にメディア、その前に学会とかで存在を知って
貰うことが大事なようです。

私は動けないので、これを読んでいる方、特に「本格的に関わる覚悟
がない限り無責任なコメントはできない」と、ROM専門の大人のあなた!

飛鳥関連のリンクや推薦文を上のようなところに書いて貰えたらと思います。

伏してお願い申し上げます。<(_ _)>


ではでは。。。(-_-)/~~~~

                                12:22 2007/11/09Ray記